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23 2008/06

Movie

西の魔女が死んだ & 衰退

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先週はディカプリオの映画に続き、楽しみにしていた「西の魔女が死んだ」も公開になったので、早速公開初日に観に行ってきました。さすがに週2本映画を観るのは疲れるね...。
内容に関しては、小説も出ているし、オフィシャルサイトもあるのでここでわざわざ記載する必要がないと思われるので省きます。

観に行ったのはちょうど昼食に当たる時間帯だった為か、ほとんど貸し切り状態で、もっと混むものと思っていたので少々驚いた感じ。公開初日に貸し切り状態というのも少し観る側としても複雑な感じでした。

なんといっても時間の流れ方がとても好きで、ただボーット外を見る、空を見上げる、草木と接するという、性にあって、今の暮らし方にとても近い時間の流れ方に身近な印象を受けました。

一番印象的なのが、
映画の中では「オールドファッション」とおばあちゃんが語るシーン。
何故か、流行やよく目にする物が当たり前に「良」と評価される昨今で、おばあちゃんの存在は時代の流れという物とは関係のないとても素敵な存在であるにもかかわらず、寂しげイメージとなってしまうシーンです。
確かに、時間の流れという概念に照らし合わせれば、「古い」というものに分類されるのかもしれないのだけれども、それが今現代にとって「負」のイメージになったりするのはとても残念な事です。
遥か昔に考えられた、当たり前のように時間/暦という概念の中に暮らしている私たち(世界には同じグレゴリオ暦で流れていない国もあるのだけれど...。)ですが、実際の時(トキ)の経ち方には時間の流れという物は無く、古くも、新しくもなく、何が素晴らしく、何が素晴らしくないかという単純な物なのではないかと思ったりしています。
人間の在り方にしても時(トキ)の流れは違い、とても早いペースで時間を刻むことが出来る人も居れば、その倍の時間がかかってやっと同じ行動をとれる、そんな、アメリカ先住民の話にあるようなそんな人(私もどちらかというとそっち側)の存在も居るというのはあまり考えられず、皆同じ時間の概念の中で刻み、動く生き物として現代は捉えられているふしがあるのがとても残念でなりません。
そして、物事に対してより早く時を刻み、物事を生み出す人が素晴らしいと評価される世の中です。
単に今現在流行している物が良い物かというのは別の話で、それは「流行の物」という「ながれもの」であって、真に良い物とは別なる物と考えた方が良いのではないかと思っています。
これはデザインの分野に置いても同じで、今流行しているものや、コンクリートブロックの積み木のような建物の数々、日本に居るのに日本に住んでは居ないような様式の建物や住い。そして装飾品など、全てながれものであって、真に美しいものではない物ばかりがもてはやされ、多く出回っています。
今でさえ、ローマ時代の遺跡やギリシャ、または国内の建造物含めて昔のデザイン・芸術性の方がとても素晴らしいと感じる人も多いんじゃないかと思っています。
個人的なイメージではデザインはとても衰退してしまったのではないかと思っています。
今、目の前にある多くの物は「ながれもの」ばかりで、真に美しいわかりやすい言い方だと「美的な、文化遺産」に指定されるような建造物はほとんど無いんじゃないかと思ったりしてしまいます。
あの頃よりも時代は進歩している・進化していると言われているけれども、実際はあの頃のデザイン物を超える事は出来ておらず、どちらかというと、更にあの頃の美しさが際立つ程の衰退っぷりという状況になんじゃないかと思っています。
昔の時代では、今の店に並んでいる商品がお客様に出せる品物として製造されるとはあまり思えないし、まして、いまだ伝統を守ってくれている工芸品と見比べてしまうとそれは比べるのも失礼に当たるようなものばかり...
日本という国に居ながら、畳の生活や風土に合った暮らしがどこかへ行ってしまい、何故か洋風の住い、欧米化した生活に世界はどっぷり浸かっていますが、その現況を写す「鏡」のように目の前の世界は広がって行ます。
完全にライフスタイルというデザインからも失敗してしまい、更に悪いことに、美しい物すら、流行という流れに消されてしまわないように、しっかりと美しい良い物を選んで購入し、そして、種の進化と同様に、良い物を残し、増やし、悪い物を排除してより良くなって欲しいし、そうして行かなきゃなぁ〜と思った次第です。そんな訳で、もっと精進しなきゃね...。 〆

13:41

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